ハゲタカファンド | business&poem

ハゲタカファンド

最近のロン子はすっかりご無沙汰であった。あまりに久しぶりすぎて、ロン子と打っても変換されないぐらいであった。

とはいうものの、ロン子は相変わらず細々と生きているのである。


もちろん、経済への貪欲な知識欲は失せておらず、特に最近株式市場をにぎわせた、スティール・パートナーズ・ジャパン・ストラテジック・ファンドとブルドックソースの攻防は目を見張るものがあった・・・。


まぁ、ハゲタカファンドというと聞こえが悪いので、盗人(steal)ファンドとでも呼ぼう。

盗人がTOBをブルドックソースに仕掛けたのが5月16日。そして、6月24日の株主総会の特別決議で買収防衛策が株主の圧倒的多数で承認された。盗人に対抗するブルドック。鷹と犬の攻防って感じで、一般人も興味津々。いまだに両者の次の手が見所満載の大劇場である。


ところで、そもそもこの盗人ファンド。一体何者なのだろう。

かつてから、ソトー、ユシロ科学工業など、TOBを仕掛けては話題を提供してきた、盗人ファンド。

しまいにゃ、サッポロホールディングス等業界再編成まで促す程の大暴れっぷり。

もともとは、鉄鋼銘柄投資がメインであった為、steelパートナーズと言うらしいが、今やstealパートナーズと揶揄される程悪者扱いである。

土足で日本の株式市場に乗り込む方式は、まさに日本の国民感情を逆なでする金儲け至上主義といったところであろう。

そして、世界に数ある、タックスへブン。マネーロンダリングの温床といわれる、ケイマン諸島に住所を置いているところなど、全くもって金持ちの中の金持ちの道楽っぽく映ってしまう。


しかしながら、この盗人ファンド。投資手法にはなかなか面白いものがる。

日本株への投資業種は、食料品が多いのである。

江崎グリコしかり、キッコーマンしかり、ハウス食品しかり・・・。そして、今回のブルドックソース。

もしかしたら・・・こやつらは、食いしん坊?そんなロン子のうがった見方から始まったスティール分析。


いろいろ保有銘柄を見ていると・・・。


「アデランス」 業種 「かつら」


アデランスの業種って・・・「かつら」だったのか・・・。


そう、以前のロン子の考察でもあった、「ハゲカタ」ファンド。


ロン子の結論:食いしん坊の「ハゲ」